CFOと人事部の協力関係

ブレンダン・ウォルシュ November 21, 2017目安: 1分

企業にとって社員は財産です。社員は会社の成長と活動の源泉であり、成功は本来、社員のスキル、才能、知識、能力と直結しています。これらは、他の有形資産より価値があります。

一方ほとんどの企業で、社員は唯一にして最大の経費であると言われます。人件費は、平均で営業経費の70%近くに上るという調査もあります。CFOが評価し、管理する他の有形資産と違い、意志を持つ社員はコントロールしたり行動を予想することが困難です。CFOは企業の戦略を実行するために、資源が効果的かつ適切に配分されていることを確認する必要がありますが、「人」という特殊な資産の潜在価値を把握するのは人事部の役割です。

社員は、CFOとCHRO(Chief Human Resources Officer)の担当領域の間に存在していると言えますが、この二つの関係は常に良好であるとは限りません。

CFO やCHROにとって最も重要なことは、視野を広げ信頼性を高め、戦略的思考を持つことです

二つの世界の合流

世界中の企業において、成長にあたって財務部と人事部が直面する障害は、財政不足と人材不足でしょう。この状況を打破するために、CEOはますますCFOとCHROに頼るようになっています。企業のピラミッド型組織において、財務と人事は重要度が増し、CFOとCHROが直接CEOに報告し、経営陣と同等であることは今や一般的です。そして責任の拡大に伴い、CFOとCHROは、堅実な専門家であるより、よりビジネスマインドがあり戦略的であることが要求されるようになりました。

多くの業界で、間接部門を一括した部門(Shared Service Centers)や中核的研究拠点(Centers of excellence)の確立によって、人事と財務の業務形態は、加速的に変化しています。この移行をうまく完了した企業では、残った部門から管理業務の負担をなくし、社員は、より戦略的な仕事に集中できるようになりました。

SuperValのCFOであるBruce Besankoは 「 CFO やCHROにとって最も重要なことは、視野を広げ信頼性を高め、戦略的思考を持つことです。そのためには担当分野を超えた大きな視点が必要です。CFOとして、私は第一に会社の経営幹部であるべきであると考え、次に財務部門のトップであるべきと考えます。CHROも同様の見解であると思います」と語っています。

こうした傾向は10年以上前から見られましたが、最近ではCFOとCHROの関係が飛躍的に変化しています。調査の対象となった550人の財務・人事部門の責任者の80%が、お互いの関係がより協力的になったと回答しています。

 特にグローバル企業で年間収益が100億米ドル超の企業におけるCFOとCHROは、多くの人が協力的になったと回答しています。グローバルな大企業ほど、複雑な人材活用の機会が増えており、CFOとCHROが密接に関わるようになっているのでしょう。

 

Brendan Walsh's picture
アソシエイトディレクター | 人事、経理・財務 紹介部門
bwalsh@morganmckinley.co.jp

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