2020年度 採用トレンド FAS編

佐藤 和都 March 4, 2020目安: 1分

BIG4 FASでは会計年度が6月もしくは7月からスタートします。今年度の半分以上が過ぎ、第4四半期に近づいている中、一旦今までの今年度のBIG4 FASの採用トレンドを振り返ってみたいと思います。

尚、あくまで私がここ8~9ヶ月で個人的に感じたところ、肌感覚的な部分が含まれますので、参考程度にご覧いただければ幸いです。

まず、私が最近お話をお伺いした限りでは、概ね今年の採用計画は順調に進んでいるところが多いようです。特に、若手層(~アソシエイト・アナリスト・コンサルタント)は、若手の転職が増えていることもありほぼ充足しているようです。ただ、予想外に離職があったチームや案件の受注が多くあるチームについては引き続き若手層も積極的に募集しています。全体的には、やはり経験者(シニアアナリスト・シニアコンサル・シニアアソシエイト~マネージャー層)がまだ足りておらず、競合他社や類似業界から良い人材を採用したいという需要がとても高いように思います。その場合、年収アップやタイトルアップ、またすぐのタイトルアップが難しい場合でも、早急な昇格を前提として少しでも有利な条件を提示いただけることがあります。

個人的に、特に採用が活発であった・活発であると感じる領域は以下の通りです。

1. 金融機関向けM&Aアドバイザリー・戦略コンサル

監査法人やコンサルサイドでは前々から金融機関向けビジネスは活発でしたし、FASの方でもここ1~2年採用に力を入れていましたが、今年度も若手~マネージャー以上まで幅広く採用需要がありました。金融機関向けのアドバイザリーは他の業界に比べ特殊であることもあり、金融機関向けの監査・アドバイザリー・コンサル経験者、もしくは金融機関内部での本部機能経験者(リスクマネジメント、経営企画、財務企画、コンプライアンス等)が主なターゲットとなり、他業界の経験者は、コンサル・M&A経験者でない限り採用は難しいことが多かったように思います。金融の中でも現在は特に保険業界出身者の需要が高いように思います。

2. PMI

PMIはここ2、3年採用が活発に行われている分野ですが、今年度は特に採用意欲が高かったように思います。PMIはIT、人事、財務・会計、サプライチェーン等様々な領域を扱うため、マネジメントコンサルやPMOの経験のある方はもちろん、特定の分野での知見がある方の需要もありました。例えば、財務―連結財務諸表作成経験のある方、IT-システム統合、ITデューデリジェンス、デジタルトランスフォーメーション経験のある方、人事-制度設計やHRデューデリジェンス、海外子会社やグローバルでの人事制度統合等の経験のある方。

コンサル未経験の事業会社出身者の採用も多くありましたが、やはりコンサル未経験ですとマネージャーレベルでの採用は難しく、コンサル~シニアコンサル層が基本でした。その分、コンサル経験者(事業会社出身で現在コンサルで働いている方やその逆の方を含め、コンサル経験5年以上程度)の方はマネージャー以上での検討が多く、採用意欲によりますが条件面もフレキシブルに対応していただき通常のレンジより少し高い条件となったケースもありました。

3. トランザクションサービス

FASの中心業務とも言えるトランザクションサービスでは、やはり常に採用需要があります。ほとんどが下記の傾向であったように思います。

コンサル~シニアコンサル層:

  • CPAを持っている監査経験者
  • CPAを持っていない監査法人でのアドバイザリーや監査サポート経験者
  • CPAを持っている事業会社出身者

マネージャー以上:

  • CPAを持っているM&Aアドバイザリー経験者

昨今はさらに以下の2つのケースも、数は多くないですが発生しています。
-   CPAを持っておらず、監査法人での経験もないが、事業会社でのM&Aや連結財務諸表作成、経営企画といった経験のある方が、コンサルレベルで採用されるケース。
-   監査法人やM&Aアドバイザリーファームでの経験はないが、CPAを持っており、事業会社で豊富なM&A経験(プロジェクトを回していた)経験のある方がマネージャーレベルで採用されるケース。

昨今はセルサイド企業の事業カーブアウトに際するDD等が増えており、事業会社側の知見も評価されるようです。また、ファームによってはDDチームが全体的な案件のエグゼキューションも担当するため、社内の各チームとクライアントの様々な部署を取りまとめる窓口の役割も担うことがあり、よりコミュニケーション能力の高い方が重宝される傾向にあります。

事業会社からコンサルファームやM&Aアドバイザリーファームに転職するケースは今まで通り多数ありますが、ここ1、2年で事業会社から多く採用しすぎてしまい、コンサル未経験者へのトレーニングやケアが間に合っていないチームもあるようです。一方、きちんとコンサル未経験者へのトレーニング制度が確立されており、またチームとしてもそういった方をサポートする雰囲気が醸成されているチームもあります。

今年度も終わりに近づき、若手層を中心に枠は埋まってきているものの、まだまだ若手層が欲しいチームもあります。また経験者採用については引き続き各社積極的です。コンサルファームでの実務経験があれば、違う分野のコンサル(例えばITコンサルから戦略コンサル)への転職も十分に可能性があります。

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