阪神が優勝すると景気が良くなる?2019

熊沢 義喜 October 4, 2019目安: 1分

2019年秋、日本初開催となったラグビーワールドカップは日本チームが強豪アイルランドを破るなど大活躍でしたが、それと同時に野球も盛り上がりを見せています!

2019年のスポーツニュースの中心は何といってもラグビーワールドカップです。金融、特に投資銀行ではラグビーワールドカップのスポンサー企業もあり大きく注目されています。
 
同じく2019年秋、経済ニュースの中心は消費税です。10月1日より実施された消費税の8%から10%の増税が与える景気のインパクトは未知数です。今後の景気動向に与える影響に関して、大きな議論が続いています。
 
そして、スポーツニュース及び経済ニュースのどちらともいえるのが阪神タイガースの躍進です。奇跡の6連勝でシーズン最終試合においてクライマックスシリーズ出場が決定、優勝が現実味を帯びてきました。
 
ところで皆さんは、阪神の調子が良い時に必ず浮上する「阪神が優勝すると景気がよくなる」という説をご存知でしょうか。
 
阪神のリーグ優勝は 1度目が1962年、2度目は1964年です。当時は1960年末に池田首相が所得倍増計画を発表したものの、61年は景気後退の時期でした。ところが1962年に阪神が初のリーグ優勝を果たすと、翌年の1963年にはオリンピック景気が到来。そして1964年9月の2度目の優勝直後には東海道新幹線の開業、続いて東京オリンピックの開催と、景気に勢いがつきました。さらに、1965年にはその後4年9ヶ月間も続いた「いざなぎ景気」が始まり本格的な高度成長期へ突入、日本は先進国の仲間入りを果たしたました。
 
3度目の優勝は1985年10月。プラザ合意で円高ドル安が進み、大変な時期でした。ところが阪神が優勝を決めると、翌年から今度は4年5ヶ月も続く「平成景気」が始まり、バブル経済へと進みます。
 
では、21年ぶりに4度目の優勝を果たした2003年の景気はどうだったでしょうか。90年代にバブルがはじけた後、景気は上下しつつ21世紀に変わりました。小泉政権発足時2001年の実質経済成長率は、マイナス0.2%と不況でした。ところが阪神が優勝した2003年9月に株価が戻りはじめ、日経平均は1年で約25%上昇。小泉政権下の大幅な規制緩和も功を奏し、2002年2月から2007年10月までという戦後最長の景気拡大が続いたのです。
 
2005年には5度目の優勝を達成。この年の景気はアジア向けを中心に輸出が持ち直し、景気は緩やかな回復を続けました。景気回復を先導した企業部門では、好調な収益を背景として設備投資の増加基調が続きました。過剰雇用、過剰設備、過剰債務といったバブル後の負の遺産処理が概ね完了しました。 
 
ここまでくると、ただの偶然とはいえない気がしますね。今年、阪神が14年ぶりに優勝すれば、アベノミクスの効果とあいまって本格的なデフレ脱却となるのでしょうか?
 
景気好転から実際に仕事が増えるまでには、通常1~2年のタイムラグがあると言われていますが、雇用市場の活況化にも大いに期待したいと思います。

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Yoshiki Kumazawa's picture
シニアマネージャー | 銀行&金融, フロントオフィス 紹介部門
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