英文履歴書を作成する上での注意点

外資系企業に応募する場合などに提出を求められる英文履歴書。「日本語の履歴書・職務経歴書の書き方はわかるけれど、英語の場合ってどう書くの?」という方のために、作成の際の基本的な注意点を解説します。

書類選考を突破する上で欠かせないのが履歴書です。英文履歴書は日本語の履歴書のように決まったフォーマットはなく、書く内容や構成は自由は基本的に自由です。しかし、ここで注意しなければいけないのは連絡先や職歴、これまでの実績などを見やすくまとめる必要がある、ということです。何をどこまで書くか、どうやって他の応募者と差をつけるプロフェッショナルな文書を作成するかが腕の見せ所です。
 
英文履歴書を書く上での大原則は以下の通りです。

【やるべきこと】

■レイアウトはシンプルに

ごちゃごちゃした紙面はNGです。太字、インデント、囲み線程度なら利用しても構いませんが、「見やすい文書を作る」という大前提を見失わないようにしましょう。

■情報は重要度が高い順番から書く

履歴書のように定型はありませんが、暗黙の了解として「重要な情報は上に」というものがあります。読む人もこれを前提に履歴書を見ますので、絶対に伝えたい情報は1ページ目の上部に記載します。また、新しい経験ほど現在の人物像に直結していると考えられるため、学歴や職歴も逆時系列で記すのが原則です。日本語の履歴書とは記載順序が反対になるので注意してください。

■勤務先の会社概要も書くこと

英文履歴書ですから、当然海外の方が読む可能性もあります。国内では有名な企業でも、聞いたことがない会社だからとスルーされてしまってはもったいないですよね。大手外資系企業で働いている場合でも、アメリカにいる人事担当者が他社の日本法人の規模や業容まで把握しているとは限りません。事業内容や規模を箇条書きで簡単に補足するのがベターです。

■前のめりの “power word” がおすすめ

「英語で書くだけで一苦労」という方も多いかもしれませんが、他の人と差をつけたいのであれば単語選びにも気を配りましょう。Launched / managed / coordinated / motivated / supervised / liaised / achieved などの動詞を使うと一気にプロフェッショナルな感じを演出できます。よい履歴書というのはその人の実績が一目でわかるものを指します。決して謙遜する必要はありません。

■ブランクも説明しよう

学歴や職歴のブランクに関しては、それぞれ一番下に “Reasons for leaving” という項目を設けて簡単に説明しておきます。面接でも通用するような前向きな理由を記すのが鉄則です。

■応募先企業が興味を持ちそうな経験や資格、趣味を盛り込む

例としては、ITスキルやボランティア活動、運転免許の有無、第三外国語や趣味などがあげられます。チームワークやリーダーシップをアピールできそうなものもおすすめです。

■応募する案件ごとに手直しを

応募する企業や職種、業界によって求められる経験や素質は違います。「重要情報は上に」というルールも踏まえて、案件にマッチするようレジュメを手直ししましょう。

■名前とメールアドレスはヘッダーなどを利用して全ページに記載しましょう

 


【注意すべき点】

□年収などに関する情報(期待値も含めて)は記載しない

始めに手の内をすべて見せてしまうと、後あと給与交渉をうまく進めるのが難しくなります。履歴書は交渉をするための文書ではありません。給与などの交渉に関しては私たちエージェントにお任せください。

□不利になりそうな情報は無理に記載しなくてもよい

落第した試験や失敗したプロジェクトなどを書く必要はありません。但し、キャリア全体から見て、または応募するポジションに照らし合わせて関連性が希薄だと思われるような枝葉末節にのみ、限定的に適用してください。また、書かないことによって大きなブランクが生まれてしまうような場合などにはおすすめいたしません。少しでも不明な点がございましたら私たちエージェントにご相談ください。

□フォントや余白を調整して情報を無理やり詰め込まない

「読みにくい履歴書=読んでもらえない履歴書」と思っていいでしょう。どうしても書きたいことがある場合は、ページを追加するのが正攻法です。但し、枚数を増やす前に追加しようとしている情報には本当にそれだけの価値があるのかをよく吟味してください。

□レフェリー情報は記載しない

外資系では最終面接の前後にリファレンスチェックを行うのが一般的です。あなたが指定するレフェリー(推薦人のことを指します。以前の上司や同僚などが一般的です。)に、あなたの人物像や勤務態度について聞き、裏付けをとるというようなものがありますが、書類選考の段階でレフェリーの名前や連絡先を記載する必要はありません。”References are available upon request” と書けば十分です。

□アルバイトなどの情報は不要

アルバイトやインターンなど、卒業後従事した全ての仕事を記載する必要はありません。応募するポジションに関わりが深いものだけ記載しましょう。

□嘘をつかない

当たり前のことですが、日本語でも英語でも、事実に反する記載はもってのほかです。嘘をつくと必ずばれます。どんなに面接でアピールをしても、履歴書に虚偽の記載をしたとなれば全て無効になるので、くれぐれもご注意ください!

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Danata Khasanova's picture
コンサルタント | 人事紹介部門
dkhasanova@morganmckinley.co.jp

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