パートナーインタビュー:日本におけるデータアナリティクスの重要性とデータアナリストの採用需要

佐藤 和都 19 Sep 2018

最近のビジネスシーンを語るにあたり、ビッグデータ、AI、IoTといったワードは欠かせないものとなっています。手作業、紙ベースで行っていた業務の効率化や、新たなビジネスチャンスの発掘にこのような技術は不可欠であり、転職市場においても、AI/RPAやデジタルトランスフォーメーション等のご経験のある方への需要が高まっています。

データアナリティクス・データマネジメントについても同様であり、現在様々な企業においてデータサイエンティストは引く手数多となっています。多くの場合、そういった求人はIT企業や事業会社のIT関連部署で募集されていますが、コンサルファームでも、事業会社や金融機関向けにデータアナリティクスやデータマネジメントに関するコンサルティングを行っており、積極的に採用を行っています。

今回、某コンサルファームのデータアナリティクスチームのパートナーの方とお話する機会をいただくことができました。以下、お話した内容を簡単にまとめさせていただきました。

日本におけるデータマネジメントの課題は何でしょうか。

日本の大企業では、データ管理を行っている部署が、他部署へのデータの共有を嫌う傾向が見受けられます。これは、企業にとって大切な資産であるデータを管理している部署が、社内での権限を保ちたいが故に、他部署にデータを渡すことを避けたいという背景があると考えられます。また、日本のビジネスカルチャーとして、部署ごとの縦割り文化が強く、外資系企業に比べ部署間で蜜にコミュニケーションを取るということが十分に行われていないことも背景として挙げられるでしょう。
こういった要因は日本の企業にとって、全社的・包括的なデータマネジメントを阻害する要因となっています。日本の大企業も、効率的なデータマネジメントを実現するために、こういった文化的な背景を乗り越えていく必要があります。

データアナリティクス・データマネジメントコンサルタントとして必要なことは何でしょうか。


1. ビジネスへの理解

高いIT技術とビジネスパーソンとしての素質を兼ね備えている人材を見つけることはとても難しくなっています。幸運なことに、日本には優秀なIT人材が多くいます。しかし、顧客との対話を通じ、顧客のニーズを的確に把握し、最適なソリューションを提供するというビジネススキルを兼ね備えた人材はそう多くはありません。例えば、顧客に最適なソリューションが、必ずしも最新・最高品質のものであるとは限りません。顧客にとっては、最新・最高品質なものを得るよりもコストを削減することの方が重要なケースもあります。コンサルタントとして成功するには、自分が考える最適なソリューションを提供するのではなく、顧客にとって最適なソリューションを提供しなければなりませんが、IT技術の高い人や研究開発等で経験を積んでこられた方の中には、質に拘りすぎてしまう方もいます。

2. 英語力

英語力は、データサイエンティストにとってとても重要です。私たちの顧客の多くは日系企業であり、日本語を使用することの方が多いですが、データサイエンティストとして成長するには英語は必要不可欠な要素となっています。何故なら、最新の研究資料は英語で出版されていることがほとんどであり、優秀なデータサイエンティストはこういった英語でリリースされる最新の論文や業界ニュースを常に読む必要があるからです。また、大手コンサルファームのようなグローバルな企業で存在感を出していくには、海外拠点のメンバーとコミュニケーションが取れることは大前提となります。興味深い案件はクロスボーダーのものが多く、ビジネスレベルで英語を使用できると、関われるプロジェクトの幅が一気に広がります。

御社のチームについてアピールポイントを教えてください。

コンサルファームでのデータアナリティクス関連チームは拡大しています。業界問わず、大手クライアントに対し多種多様かつ革新的なソリューションを提供しています。このチームは拡大し始めたばかりですが、より組織体制を整え、一人ひとりのメンバーが自分に合ったキャリア構築ができるような制度作りに注力しています。

本チームやその他コンサルファームでのポジションにご興味おありでしたら、お気軽にご連絡下さい。
 

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コンサルタント | 銀行&金融 紹介部門
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