「めんどくさくない」金融ソリューションを目指して  インタビュー:㈱Paidy商品部門マネージャー・寺西正樹氏

私たちMorgan McKinleyのコンサルタントはITなどの分野で活躍する方々のキャリアを応援するのが仕事ですが、キャッシュレス決済をもっと簡単に、というテーマに挑むのは株式会社Paidy(ペイディ ー)の皆さんです。

同社は大量の匿名データの分析を通して、全く新しい消費者向け決済ソリューションを提供しています。

Paidyのプロダクトチームでマネージャーを務める寺西正樹さんに、事業内容や職場環境についてお話を伺いました。

Teranishi_Paidy photo 2 - Naomi Tazawa

Paidyの目標は数年で世界のキャッシュレス決済を一新することだそうですね。

「今のところ日本国内では期待通りの成果が上がっています。これまで、消費者が信用取引を行う仕組みといえばクレジットカードでした。この仕組みは割賦販売法・貸金業法指定信用情報機関であるCICが厳しく規制することで信用を維持していますが、一つ問題があります。社会の特定の層、すなわち外国人、収入がない若い人やお年寄りなどはクレジットカードをなかなか発行してもらえない、という点です。Paidyではデータを使って消費者行動を分析しているので、こうした方々にもサービスを提供することができます。私たちが提案する価値は『めんどくさくない金融サービス』。フレンドリーで、すぐに、簡単に使えるサービスを目指しています。普通の金融機関と違い、私たちは一番にお客様を信じているのです。」

Paidyにとってはリスキーなビジネスモデルではありませんか?

「実は、始めは結構苦労しました(笑)。立上げから四年たった今は債務不履行もあまりなくビジネスは順調です。現在は新商品をたくさん仕込んでいます。新機能を開発して市場にリリースできるのはPaidyの基本サービスを利用する顧客層が安定してきたからに他なりません。一部は年内に立ち上げ予定なので、どうぞご期待ください!」

海外でも通用するのでしょうか?

「現在海外展開を考えていますが、どの国に進出するかはまだ決めていません。シンガポールと香港にオフィスを開設し、様々な選択肢を検討しているところです。ユーザーの国や文化は私たちのビジネスモデルに大きな影響を及ぼすようなので、そうした要因も当然加味しています。」

日本国内の競合は?

「商品がユニークなので、日本市場には競合らしき存在はいないんです。決済アプリの類はたくさんありますが、それはむしろ潜在的な提携先なので、ライバルではないでしょう。購入後の決済手段としては、当社が一番手です。メルペイが似たサービスを立ち上げようとしていますが、国内市場を拡大する共同戦線だと捉えています。海外にはKlarna(スウェーデン)やAfterpay(オーストラリア)のようなプレイヤーがおり、彼らの事業展開は興味を持ってみています。」

職場としてのPaidyはどんなところですか?

「前職は従業員が7000人以上いる日本の大企業に勤めていたのですが、Paidyは前の会社と全然違うなという印象です。ずっと小規模ですし、同僚のバックグラウンドも多様で、組織として柔軟です。世界25か国以上から集まった社員が働いているので、様々な文化的背景や考え方を持った人がおり、ディスカッションは非常にオープンでおもしろいです。
入社したときは、皆とても親切なのでびっくりしました。これは採用プロセスと無関係ではないと思います。選考の際にチームごとのカルチャーフィットを大切にしているのです。もう一つ驚いたのは、在宅勤務などワークスタイルの柔軟さです。私自身ももうすぐ子供が生まれる予定ですが、チームメイトも子供を持つ人が多く、急遽休んだり早退したりしなければならないこともあります。そうした場合は、家から仕事をすればいいんです。また、ランチやお花見など、チーム・会社のイベントやチームビルディング・アクティビティもいろいろやっています。」

Paidyではどうやって社員の目標達成を応援しているのですか?

「Paidyで働くと言うことは、今まで誰も見たことがない、おもしろい商品作りに参加するということです。事業内容も市場も同時に広げています。社内の雰囲気はダイナミックかつ刺激的で、皆のモチベーションが高いと感じます。タテにもヨコにも伸びているので(新規ユーザーの取り込みと機能・商品の充実に同時に取り組んでいるので)、やる気のある社員にとってはたくさんのチャンスがある環境です。
研修も行っています。例えば私は年に数回、シンガポールでの商品研修に参加したり、社外関係者と新商品を考えるスプリントセッションをやったりしています。プロダクト最適化などのテーマについて、海外から講師を招いてワークショップを開くこともあります。部下にも時々、ニューヨークやシアトルに研修に行ってもらっています。」

入社後最も苦労していることは何ですか?

「優秀なプロダクトマネージャーの採用です(笑)!
個人的には、もっとイノベーションを意識して、部下の能力を伸ばせる本物のマネージャーになりたいと思っています。チームでビジョンを共有すること、一人ひとりと定期的にミーティングの場を設けて、苦労していることや課題、短期目標などを話し合うことを心がけています。部下のマネジメントは初めてではないのですが、日本の会社とはだいぶ違いますね。Paidyではマネージャーのために部下がいるのではなく、部下のためにマネージャーがいるのだと思っています。」

寺西さんのチームでプロダクトマネージャーとして成功するために大切なことを三つあげるとしたら、それは何ですか?

「Paidyに限ったことではありませんが、最も大事なのは次の三つのことではないでしょうか。

  1. まず人の話を聞くことー自分の意見を述べる前に同僚やクライアント、ユーザーなどの話をよく聞き、十分に情報を集めてから判断すること
  2. 仮定を疑ってかかること―多くの事業が「~だろう」という仮定を土台にしています。一つ一つの根拠をよく考えることが大切です
  3. 頭を使うこと(笑)―具体的には、論理的に物事を考えること。社内外の関係者と情報を共有し、自分の仕事に対して責任を持つこと」

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シニアコンサルタント | IT紹介部門
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