カウンターオファーを受ける前に考慮すべき点

William DeLorme 08 Nov 2019

意を決して退職届を提出したものの、慰留されて心が揺らいだ、カウンターオファーを受けてしまったという経験をされた方はいませんか?

転職エージェントやリクルーターとのミーティングでは、キャリアゴールや転職志望動機などについてたくさん聞かれますよね。では「今の会社からカウンターオファーをされたら受けますか?」と聞かれた場合、皆さんはどう返答されますか?
 
大抵の方はびっくりされますが、一呼吸おいて「No!」とおっしゃいます。しかし、退職願を出した後に昇給や昇格を打診されると、中には気持ちが揺らいでしまう方もいらっしゃいます。カウンターオファーを受けた際はまず、「どうして退職願を出す前に、昇給を提示してくれなかったのか?」ということを考えてみてください。デメリットを考えずに安易に受けてしまうと、後々様々なしこりが残ることとなります。
 
カウンターオファーをされたら、まず以下の点についてよく検討してみてください。

この予算は一体どこから捻出したのか

今のご時世、ほとんどの会社では予算が厳しく管理されています。給与アップを約束されたからといって単純に喜んではいけません。来年あなたに提示するはずだった昇給を前倒ししただけの可能性が高いからです。この場合、来年は再び給与が据え置きとなり、一年もたてば元の木阿弥になると思ってよいでしょう。

現状に満足していないことが上司にばれてしまった

退職願を出したことで、上司はあなたに裏切られたと感じているかもしれません。今まで築いてきた信頼が崩れる可能性もあります。そうなった場合、そうした人物が重用され、今後とんとん拍子に出世する確率は残念ながらかなり低いです。

後任が見つかるまで都合よく慰留されただけの可能性も...

「とりあえず仕事に穴があくと困るので、後任が見つかるまではいてもらおう」と都合よく利用されている場合もあ無きにしも非ずです。最悪のケースもきちんと考えておきましょう。

社内の人間関係が今まで通りにはいかなくなる

退職願を出したことを誰にも言っていなくても、噂はどこからともなくたつものです。今までのように同僚が頼ってくれない、部下が慕ってくれない、というのはとても淋しいですよね。

オポチュニティー・コストは?

オポチュニティー・コストとは何か選択をするときに、一方を選んだために逃した費用のことを言います。「新しい会社では今以上に活躍できるはず」と信じて皆さん転職活動を進められているかと思います。しかし、カウンターオファーを受けて今の会社に留まることで、そのチャンスを失うことになります。そのオポチュニティ・コストがどの程度のものなのか、カウンターオファーを受ける前にもう一度考えてみてください。
  
弊社独自の調査によると、カウンターオファーを受けて会社に残った場合でも、8割の人が12か月以内に自ら退社するか解雇されている、というデータがあります。中にはカウンターオファーを出さないポリシーの企業もありますが、カウンターオファーを提示されてどうしたらいいかわからなくなってしまった、という方は今一度、転職を決意した理由をもう一度思い出してみてください。

モーガンマッキンリーでは転職活動すべてのプロセスできめ細かいサポートを提供させていただきます。転職活動をお考えの方はぜひお気軽にお問い合わせください。